正しい知識を持ち、メリットを最大限活かせる運用を

まずDCに関して簡単にお伝えさせていただきます。
実際に運用される加入者の皆さんにとって、DCからもたらされる恩恵は２つです。
ひとつは税優遇、もうひとつはご自身が将来受け取る年金を増やすことができることです。
とはいえ、ただ何もせず勝手に大きな利益を運んできてくれるというものでは当然ありませんので、こうした恩恵をきちんと享受するためには、DC運用について正しい知識を持ち、適切な選択を加入者自身が理解し、行動しなければいけません。
その為に”投資教育”で正しい知識を身に着けることが重要になってきます。

運営管理機関や会社の投資教育を積極的に活用しましょう

普段、運用に慣れていない多くのDC加入者の皆さんからいただく質問で圧倒的に多いのは、「自分の運用が正しいのか、自信が持てない状態で運用することに不安を感じているが、誰に聞いて良いかわからない」という点です。
その為”投資教育”有効活用することがDCの理解への近道です。
DC商品サービスを提供する運営管理機関や企業が実施する投資教育（継続投資教育）では、運用を初めてやる方でも理解できるよう、これから運用する上で必要な知識や考え方など、非常にわかりやすく構成されたテキストや資料が提供されています。
自分はどの商品を選べば大丈夫なのか？という悩みは、今から運用を始める加入者の皆さんだけでなく、運用している全ての加入者がもっとも知りたいことであり、運用を終えるまで常に付いて回ります。
投資の知識を正しく身に着けて運用することが老後を豊かに暮らすための第一歩です。

まとめ

国内企業の退職金制度においては、2021年3月末時点のDC加入者は延べ約941万人となり、企業が運用する確定給付年金を初めて上回りました。
日本はいよいよ本格的に老後を見据えた年金づくりを個人自らの責任で運用する時代に移行しているといえます。
実際、導入のサポートをさせていただいている企業様は大半が福利厚生として運用を始めたという方々ですし、今後さらなる増加が予想されます。
本記事でご理解いただきたいことは、DC運用は、リタイアメント生活資金を目的として、国の年金制度を補完する「自分のための年金づくり」が真の目的です。
老後豊かに暮らしたいと考えている方々は是非参考にしてください。