①企業型DC導入の背景
福利厚生の強化を目的として、企業型確定拠出年金(DC)の導入を検討することになりました。当社は社員11名の総合工事業を営んでおり、厳しい労働環境の中で、社員の将来に安心感を与え、働き続けたいと思える職場づくりが重要だと考えていました。また、業界全体で若い世代の採用が課題となる中、将来の資産形成をサポートする仕組みを整えることで、採用面でも優位性を持てると期待しました。
さらに、経営者自身が社員と同じ目線で資産運用を学び、社員と一緒に成長していける企業文化を築きたいという思いも導入の決め手となりました。
②導入してみた感想
導入後、社員向けに資産運用に関する勉強会を定期的に実施しています。その結果、全社員の約7割が制度に加入し、社員からは「お金に対する不安が減った」「資産運用について前向きに考えられるようになった」という声が寄せられています。また、DC制度を通じて社員一人ひとりが自分の将来について真剣に考えるようになり、日々の業務に対するモチベーションの向上も感じられるようになりました。
経営者としても、福利厚生を通じて社員と一緒に学びながら成長する姿勢が社内の団結力を高めていると感じています。今後もこの取り組みを活かし、社員の金融リテラシー向上を支援するとともに、働きがいのある職場づくりを進めていきたいと考えています。